横浜のインプラント、「横浜駅西口歯科 第3医院」

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インプラント治療の注意点

注意点について About caution

インプラント治療の注意点について

インプラント治療は、天然歯のような感覚で強く噛むことができるだけでなく、見た目も自然になるなど、患者さまにとってはさまざまなメリットがあります。これまで入れ歯を使っていたけれどもお悩みがあった方や、歯が抜けてしまいこれからどのような治療を受けるべきか考えている方などにとっても、検討に値する選択肢となるでしょう。

ただし、インプラント治療にもデメリットがあります。治療にかかる費用が高い、治療期間が長いなどが挙げられますが、そのほかにも治療に失敗する可能性や、治療後にインプラント周囲疾患にかかるリスクなども知っておかなければなりません。

横浜駅西口歯科 第3医院では精密に検査を行ない、慎重を期して治療を行ないますが、「必ず成功する」「ずっと健康的に使える」という保証はありません。いくつかのリスクがともなうことをご理解いただいたうえで、インプラント治療をご検討いただきたいと考えています。

インプラント治療の失敗について

早期型・遅延型 それぞれの特徴

早期型・遅延型 それぞれの特徴

インプラント治療の失敗には、早期型と遅延型とでそれぞれ特徴があります。 早期型のインプラント喪失においては、治癒能力が低下した状態での過度の外科的外傷、早すぎる加重および感染が、主な原因である可能性が高くなっています。
遅延型のインプラント喪失は、インプラント周囲炎と過加重が主な原因とされているほか、インプラントの表面性状が失敗パターンに影響を及ぼすと考えられています。

失敗例の比率では、部分欠損の患者さまが無歯顎の患者さまのおよそ半分となっており、上顎インプラントは下顎インプラントのおよそ3倍となっていますが、近年インプラント治療の早期型並びに遅延型の失敗は少なくなってきています。

インプラント周囲疾患について

インプラント治療は、技術と材料の改良により長く使えることが多くなってきましたが、いまだに一定の割合でインプラント周囲疾患が発生してしまいます。

インプラント周囲疾患の一般的なものに、インプラント周囲粘膜炎とインプラント周囲炎があります。インプラント周囲粘膜炎は、炎症がインプラント周囲の軟組織に限局したもので、インプラント周囲炎は、インプラント支持骨にまで病変が広がったものです。頻度としてはインプラント周囲粘膜炎の方が多くなります。

これらのリスク要因としては、不良な口腔衛生、歯周病の既往、糖尿病、喫煙などがあります。こうした疾患がひどくなると、インプラント周囲の組織が喪失し、最終的にはインプラントが脱落します。

いずれの疾患も、治療の際には抗感染処置が必要になります。インプラント周囲粘膜炎は非外科的治療によって炎症を減少させることが可能ですが、インプラント周囲炎は外科的治療が必要になってくることがあります。

インプラント周囲疾患は、歯周病のように強い自覚症状がなく進んでしまうことがあるので、定期的なメンテナンスで早期に発見して対策をすることが大切です。

インプラントの除去・再埋入をする場合

重度のインプラント周囲炎になってしまった、上顎洞内にインプラントが落ちてしまった場合などが、除去の対象となります。インプラントを除去したあとは傷が回復するのを待ってからインプラントの再埋入を行ないますが、骨の欠損が大きいことがあります。そのため、骨造成を併用するケースが多くなります。